【テニスラケット】硬式テニスラケットの選び方 3つのポイント【男性・女性初心者】

2019年11月16日記事アイキャッチ画像

この記事をご覧いただいているみなさんのなかには、

「誘われるがままテニスをやってみたら、あまりの楽しさにすっかりハマってしまった!」
「大坂なおみ選手、錦織圭選手をみてたらテニスをやってみたくなった!」

というかたも多いのではないでしょうか?

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そうなると、まずは「ラケット選び」ですね!

特に初めてラケットを購入する方は、いろんなメーカーからたくさんのラケットが発売されていて、どんなラケットを選べばいいのか悩んでしまうのではないでしょうか。

そんなテニス初心者のみなさんに、ラケット選ぶ際のポイント3つを、テニスをはじめてもうすぐ30年のテニス(ラケット)愛好家タマ(ノンプレッシャー)がご紹介します。

これからテニスを本格的に始めようというかたは、今回紹介する3つのポイントをおさえたラケットを選んだいただければ大丈夫です。

テニスは性別年齢関係なく、楽しく・カッコよく(ステキに)・なが〜く続けられる最高のスポーツです!

自分にぴったりの「最初の相棒」をみつけてステキなテニスライフを送りましょう!!

選び方ポイント1:ラケットの「重さ」

おすすめするラケットの重さ

男性初心者 280g〜310g
女性初心者 260g〜290g

この範囲のなかで、みなさんご自身の筋力と相談し選んでいただければ大丈夫です。

「よくわかんない、選べない!」というかたは、
男性:300g 女性:280g
で問題ないでしょう。

ちなみにこのグラム数は、「ラケットだけ」の重さです。

実際にボールを打つときは、ラケットに「ガット(ストリング)」という糸のようなものを張った状態で打ちます。

お店などで手にとってみたときに「おっ、いいかも!」と思っても、実際にボールを打つときはもう少し重たくなりますので気をつけましょう。

重たすぎるラケットは、初心者でなくても疲れます。

レッスンの後半、疲れてラケットを振れなくなってしまっては、せっかくコーチに教えてもらった正しいフォームで打つことができず、上達を妨げることにつながります。

せっかくの楽しく貴重なレッスンです。

自分にあった重さのラケットで、レッスン最後の1球まで気持ちよく打ちましょう!

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むかいのボリスくん

レッスンや部活の最後の1球まで苦にならない重さのラケットがいいぞ。

ここからは中級者になってからの話ですが、ラケットが「軽すぎる」のもあまりよくありません。

中級以上になり相手の打ってくるボールが強く(速く)なってくると、軽すぎるラケットだと打ち負けてしまうことがあります。

自分や相手のレベルが上がり、「なんか打ち負けてるような気がする」と思ったときは、今より少し重たいラケットへの変更を検討しましょう。

画像のラケットの場合、ラケットフレーム307g、ガット12gです。
画像のラケットの場合、ラケットフレームが307g、ガットが12gです。
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となりのステファンくん

初心者のうちはコーチが玉出してくれたボールを打ったり、ゆっくりした打球でのラリーがほとんどだから、 軽さのデメリットは今はまだ気にしなくても大丈夫なんだにゃ〜

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選び方ポイント2:ラケットの「グリップサイズ」

おすすめするラケットのグリップサイズ

男性 G2・G3
女性 G1・G2

「G」はグリップの意味、数字は太さをあらわしており、数字が大きくなるにつれて太くなります。

「手は特に大きくも小さくもない」 というかたは、
男性:G2 女性:G1
で大丈夫です。

「ちょっと細かったかな?」
という場合でも「グリップテープ」(ラケットにもともと巻いてあるグリップテープの上に巻く薄いテープです。)で調整ができます。

グリップサイズが手の大きさにあっていないと、ボールを打つ瞬間に余計なちからが必要になり疲れやケガの原因となりますので、とても重要なポイントです。

グリップテープを巻いたラケットでサイズを確認しましょう。
「グリップテープ」を巻いたラケットでサイズを確認しましょう!
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タマ(ノンプレッシャー)

できれば、スクールや友人のグリップテープが巻いてあるラケットで、自分の手にしっくりくるグリップサイズを確認してからラケットを購入することをおすすめするよ。
同じグリップサイズでも、メーカーによって微妙に大きさや形が違うんだよ。


選び方ポイント3:ラケットフレームの「厚み」

「重さ」と「グリップサイズ」が体格にあっていれば、フレームの「厚み」は今はまだそれほど重要ではありませんが、いちおうポイントとしておさえておきましょう。

フレームの「厚み」は「ボールの飛び」に影響します。

筋力に自信のないかたにはフレームの厚いラケットがおすすめです。

厚みにラケットの性能の違い

厚いラケット:ボールがよく飛ぶ
薄いラケット:ボールが飛びすぎない

何mm以上は厚い、何mm以下は薄い、というような明確な基準となる数値はありませんが、一般的には
23mm〜24mmくらいが標準的
な厚みといえますので

厚いラケット:25mm以上
薄いラケット:22mm以下

といえます。

ラケットによってはフレーム厚さの数値が、「24-26-23mm」のように複数の数値が書いてあるものがあります。

BEAM 24/26/23 MMがフレームの厚さです。
【BEAM 24/26/23 MM】がフレームの厚さです。

これは、場所によって厚さが異なるフレーム形状のラケットです。(厚さが均一のラケットもあります。)

左の数値からそれぞれ

  • ラケットの先端部分の厚さ(24mm)
  • フェイス(ボールが当たるところ)の一番厚い部分の厚さ(26mm)
  • シャフト(グリップとの境目)部分の厚み(23mm)

をあらわしており、

この記事でいう「厚み」は、フェイスの一番厚い部分の数値(26mm)を指しています。

また、 「○○~○○mm」のようにかかれているものもあります。

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タマ(ノンプレッシャー)

レベルアップして「初心者卒業!」というところまでくれば、コーチなどから
「もうすこし薄い(厚い)ラケットのほうがいいかも?」
というようなアドバイスがあると思うよ!
今はまだ「そういうものか」ぐらいで大丈夫!!

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ラケット選び最後の決め手は? もちろん「デザイン」!

初心者のかたがラケットを選ぶ際に確認すべきポイントは以下の3つです。

  1. ラケットの重さ
  2. グリップサイズ
  3. フレームの厚さ

当然ながら3つの条件を満たすラケットは、どのラケットメーカーもラインナップにそろえていますので、迷ったら

最後は「デザイン」で決めましょう!

重さとグリップサイズが自分にあっていれば、あとはデザインで決めて大丈夫です。
重さとグリップサイズが自分にあっていれば、あとはデザインで決めて大丈夫です。

どのメーカーも、プロ選手が使用しているラケットと同じデザインで、技術レベルや筋力に応じた重量とフレームの厚さなどが異なる種類のラケットをラインナップしています。
(昔はデザインが露骨にちがっていたので、使いこなせないプロモデルを「デザインだけ」で選ぶこともありました・・・)

大好きな選手や憧れの先輩が使っているラケットと同じデザイン、自分の好きなカラーリングのラケットなら、テニスへのモチベーションがアップしますよ!

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タマ(ノンプレッシャー)

「このラケットを使いたいからコートに行く。」
そう思えたら最高!


【余談】こだわればキリがない。ここから先は「終わりなき旅」

今回の記事では、ラケットのスペックとして必ず表示がある以下の項目には触れていません。

  • フェイス(面)サイズ:ボールの飛び、打感、振りやすさなどに影響
  • バランス:振りやすさ、スピンのかけやすさなどに影響
  • ストリングパターン:打感、スピンのかけやすさ、ボールの飛びなどに影響

中級者以上になったときに、これらの数値にもこだわってラケットを選ぶことになると思いますが、今はまだ気にしなくても大丈夫です。

カタログの数値が同じでも、ラケットによって打った印象は全然ちがいます。

スペックに表れない部分にもいろいろと細かい工夫がされており、それぞれのラケットに個性があります。

このラケットに、星の数ほど(言い過ぎ?)種類があるガット(ストリング)のなかからラケットに張るものをひとつ選ぶことになります。

またその張る強さ(テンション)でも、打感やボールの飛び、スピンのかかりやすさが変わってきます。

中級者になるころには、自分の感覚やまわりのアドバイスなどから「もっと○○だったらいいのに」と思うところが出てくるはず。

そのときは、めいいっぱいこだわって新しいラケット、新しいガットを探しましょう!

今はまだ今回の記事でお話した3つのポイントをおさえておけば、まったく問題ありません。

けがのリスクを最小限に抑え、テニスを「楽しい!」と感じられること

がもっとも大切なことだからです。

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タマ(ノンプレッシャー)

ラケット探しは「終わりなき旅」
悩ましいけど最高に楽しいよ!(練習より楽しいかも・・・)

今回は初心者向けということで、ラケットを選ぶ際にチェックするポイントを3つに絞りましたが、紹介しきれなかったほかの部分については、別の記事で詳しくご説明します。