【テニスシューズ】テニスシューズの選び方 ラケット以上にこだわろう!

2019年12月14日記事アイキャッチ画像

テニスシューズについて

「テニスシューズ?試合に出るわけじゃないし何でもいいよ。」
「走ることには変わりないし、ランニングシューズでいいんじゃない?」

なんて思ってる方、いませんか?

ダメ。
ゼッタイ。

ちゃんと【テニスシューズ】を履きましょう!

自分にあったテニスシューズを選ぶことは、ケガの予防や疲労の軽減にもつながります。

テニスシューズは、いっけん普通のスニーカーに見えなくもないですが、他のスポーツシューズとはちょっと違う、テニスシューズならではの「特徴」があります。

【激しい横の動きに対応したシューズ】

ということです。

もちろん前後の動きもありますが、テニスは左右の動きが多いのスポーツです。

横に動いての急激なストップや切り返しがしやすい造りやシューズの「ねじれ」をふせぐパーツ摩耗しにくい靴底(ソール)など、各メーカーが様々な工夫をしています。

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タマ(ノンプレッシャー)

シューズ選びはとっても大事・・・
テニスを長く楽しみたいなら、ラケット以上にこだわろう!

テニスシューズを選ぶ優先順位はコート種別、サイズ、デザインの順で。

テニスシューズを選ぶ時の優先順位は、

  1. コート種別
  2. サイズ(大きさ・幅)
  3. デザイン

の順番です。

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タマ(ノンプレッシャー)

正直、「コート種別」と「サイズ(大きさ・幅)は同率1位かな!?


テニスシューズは普段プレーするコートの種類にあわせて選ぼう。

ひとつだけ選ぶのであれば【オールコート用】を選びましょう。

コートの種別は主に5つありますが、天然芝であるグラスコートは専用テニスシューズもあるのですが、プレーする機会は圧倒的に少ないと思いますので、今回は省略します。

  • ハードコート(セメントやアスファルトの上に化学樹脂をコーティング)
  • オムニコート(砂入り人工芝 ※普及しているのはほぼ日本のみ。)
  • クレーコート(土 ※日本は土の上に砂をまいた「グリーンサンド」が多い。ヨーロッパの赤土はレンガを砕いた「アンツーカー」。)
  • 室内カーペットコート(カーペット ※屋内テニススクールに多い。)
  • グラスコート(天然芝)

テニスシューズは、コートの表面(サーフェス)にあわせ、主に「オールコート用」、「オムニ・クレー用」、「カーペット用」の3種類が販売されています。

なお、種類は少ないですが、「オムニ専用シューズ」や「クレイ専用」シューズもあります。

  • オールコート用(おもにハードコートでの使用を想定し、クッション性や安定感などを重視した設計、耐摩耗性に優れた素材やソールパターンを採用。)
  • オムニ・クレー用(砂が多く滑りやすいコートに対応するために、グリップとスライドが両立できるよう各メーカーともソールパターンを工夫。)
  • カーペット用(カーペット自体のグリップ力が高いため、シューズの底は溝が無くツルッとしている。)
テニスシューズ画像2
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オールコートとは、文字通りどのコートでも対応しているシューズです。

プレーするコートが特に決まっていないという方がひとつだけ選ぶのであれば、「オールコート用」を選びましょう。

本当はオムニ・クレーコート用も持っておいたほうが良いのですが、オムニ・クレーコートでのプレー頻度が高いことが分かってからでも大丈夫です。

ただし、

【オムニ・クレーコート用のシューズだけ】というのはやめましょう。

オムニ・クレーコート用のシューズをハードコートで使うと、靴底(ソール)がコートに引っかかり転倒や捻挫の原因となります。

また、オールコート用シューズほど靴底(ソール)の対摩耗性能が高くないため、靴底(ソール)が早く消耗してしまい、肝心のオムニ・クレーコートで使う時に滑りすぎて使えなくなってしまいます。

なお、テニスをするのが、カーペットコートの屋内スクールだけなのであれば、オールコート用ではなくカーペット用を選んでも良いでしょう。


【サイズ・大きさ】足の大きさにあったテニスシューズが大前提!テニスを長く続けて欲しいから。

【靴下を履いた状態の踵(かかと)からつま先までの長さに0.5cm~1.0cmを足したサイズ】を選びましょう。

デザインを優先してサイズのあわないテニスシューズを履くのは

ダメ。
ゼッタイ。

膝、足首、腰の痛み・怪我のもとです。

はじめは何も感じなくても、蓄積したダメージは突然痛みとなって現れます。

テニスを楽しく長〜く続けたいのであれば、初めから自分にあった正しいサイズのシューズを選びましょう。

テニスシューズのサイズの選び方は、

【靴下を履いた状態の踵(かかと)からつま先までの長さに0.5cm~1.0cmを足したサイズ】

が良いとされています。

足のサイズはきちんとしたショップで測ってもらうのがいちばんですが、自分で測る場合は、アシックスのホームページに掲載されている「足のサイズ測り方」を参考に測ってみましょう。

ただし、

足のサイズを測るのは必ず【夕方以降】

にしましょう。

朝と夕方では足の大きさが変わり、実際の大きさになるのは午後以降だからです。

注意
なお、同じサイズ表示のテニスシューズでも、メーカー・モデルなどにより、履いた感じが大きく違いますので、購入前に試し履きすることを強くおすすめします。

【足幅】自分の足幅にあったテニスシューズを選ぼう。

同じモデルのシューズを2種類の足幅(標準タイプとワイドタイプ)でラインナップしているメーカーもあります。

スニーカー等のシューズを選ぶときはほとんど気にすることはありませんが、ちゃんとしたスポーツシューズには長さだけでなく「幅」にも複数のサイズがあります。

シューズの「幅」は、

「足の親指と小指の付け根の骨の張り出した部分の周囲(足囲)」を細いサイズから順に

A⇒B⇒C⇒D⇒E⇒2E(EE)⇒3E(EEE)⇒4E(EEEE)⇒F⇒G

で表し、Aが一番細く、Gが一番幅広ということになります。

E-2Eあたりが日本人の標準的な幅となり、シューズはD-4Eの範囲でつくられることが多いです。

同じモデルのシューズを2種類の足幅(標準タイプとワイドタイプ)でラインナップしているメーカーもあります。

また、シューズの幅を【3E相当】のようにスペックとして表示しているメーカーもありますので、メーカーホームページでチェックしてみるといいでしょう。

足幅の測り方も、足の大きさと同様にアシックスのホームページ「足のサイズ測り方」に掲載されています。

測ってみて、

「あれっ、自分けっこう幅広かも?」

と思った方は、一度ワイドサイズを試し履きしてみることをおすすめします。

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タマ(ノンプレッシャー)

メーカーによっも幅が全然違うから気をつけよう!
例えば、ヨネックスは標準で3Eだけど、アディダスはEだったりするよ。


重いテニスシューズには「安定感」がある。【軽ければいいわけではない】

「軽ければいい」というわけではないんです。
重いシューズには【安定感】があります。

もちろん、同じ性能であるなら少しでも軽い方がいいんです。

でも、重めのシューズには軽量シューズにはない安定感があります。

最近は、軽量で足にフィットするタイプがトレンドですが、万人にとってベストな選択とは言えません。

激しい横の動きに、より耐えられるのは安定感の高い重いシューズです。

各メーカーは、軽量タイプと安定感重視(重め)の2種類のモデルを展開しています。

履くかたの好みがあると思いますが

  • 体重が軽めの方、脚力に自信のない方は軽量タイプ
  • 体重が重めの方、脚力に自信のある方は安定感タイプ

を選ぶとよいでしょう。

例えば、アシックスだと

【ゲルレゾリューション】シリーズが安定感タイプ、【ソリューションスピード FF】シリーズが軽量タイプ

また、ヨネックスだと

【パワークッションエクリプション】シリーズが安定感タイプ、【フュージョンレブ】シリーズが軽量タイプ

というラインナップになっています。


【カラー】シューズとラケットのカラーをあわせたい。

【ラケットと同系色】のシューズを選びましょう。

テニスシューズ選びにおいて、デザインの優先順位は低いです。

ですが、せっかくならオシャレにテニスを楽しみたいですよね!

「おっ、センスいいね〜」

って思われるには、

【ラケットと同系色】のシューズを選びましょう。

コートでの服装はその時々で変わるけど、ラケットは基本的に毎回同じものを使いますよね。

なので、シューズのカラーはラケットの方に合わせることをオススメします。

最近は「カラーブロック」と言われる「配色」を際立たせたデザインのラケットが多いので、できれば同系統のカラーのシューズをあわせたいところです。

青いラケットに赤いシューズ(この逆も)はちょっとチグハグですよね。

ただ、ラケットからウェア、シューズまで全て同じカラーは避けましょう。コスプレ感が強すぎます。

【オールブラック」は全然アリですけどね。その場合は小物などでどこかに白を入れるとなお良し。

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同系統のカラーのモデルを選べないときは、どの色にも合わせやすい黒または白がオススメだよ。


いわゆる「廉価版」のテニスシューズ【けっこう差を感じる】

「初心者向け」と謳われることの多いいわゆる「廉価版」は避けるべき。
しっかりとした造りの「上位モデル」を選びましょう。

初心者のかたにとってのラケット選びは、重量とグリップサイズが適切であればあとはデザインで決めて問題ありません。

正直、ラケットは一般的な定価(20,000円〜35,000円程度)のものであれば、合う・合わないはあっても、良い・悪いはほとんどないと言っていいでしょう。

しかし、テニスシューズは値段(定価)によって安定感・耐久性で差を感じます。

「初心者向け」と謳われることの多いいわゆる「廉価版」は避けましょう。

くわしくは次でご説明しますが、セールが始まれば最新モデルと性能のほとんど変わらない上位モデルのシューズを半額に近い値段で買うことができます。

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タマ(ノンプレッシャー)

「初心者だから・・・」なんて思わずに、テニスシューズはしっかりとした造りの上位モデルを選ぼう!


テニスシューズの購入は【年2回のセール】時がおすすめ!

半年に1回やってくるセール時を狙おう。

テニスシューズは各メーカーから、「春夏モデル」・「秋冬モデル」という形で

【半年に1回】

ニューモデルが発売されます。

大きな変化がある全くのニューモデルのこともありますが、色だけの変更であることも多いです。

ニューモデル発売の前後に、カラーが違うだけの前モデルが30〜50%OFFになることが多いので、このタイミングが狙い目です。

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セール時には在庫は少なくなっているから、お目当てのモデルに運良く自分のサイズが残っていたときは、迷わず買おう!


【まとめ】テニスシューズは【普段プレイするコート用に正しいサイズの上位モデル】を選びましょう。

  • 普段プレイするコート用(1つだけ選ぶならオールコート用)を選ぶ。
  • 足にあった正しいサイズを選ぶ。
  • 体重が軽めまたは脚力に自信のない人は軽量タイプを選ぶ。
  • 体重が重めまたは脚力に自信のある人は重めのタイプを選ぶ。
  • ラケットと同系色を選ぶ。
  • 下位モデルではなく上位モデルを選ぶ。
  • 半年に1度のセール時に色が違うだけの前モデルを狙う。

繰り返しになりますが、足にあった正しいサイズのシューズを選びましょう。

普段履いている靴のサイズはいったん忘れて、一度、自分の足の大きさ・幅を測ってみることをおすすめします。

また、同じサイズのテニスシューズでも、メーカーによって形や大きさが違いますので、気になったモデルは購入前に試し履きすることをおすすめします。

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自分の足にあったテニスシューズは、疲労軽減や怪我防止だけでなく、上達の助けになってくれるはず!